サウンドパワー わたしたちは、いつのまにか「音」に誘導されている!?

音による刺激がヒトの行動にどのような影響を与えているかを書いた一冊。

文量、調査量ともにそれほど多くはなく、2時間で読めるレベルのもの。

企業の管理職や飲食店のオーナーでなければ読み飛ばしてよいところもおおい。


一例を紹介。

・スーパーでスローテンポの曲を流すと、客の歩みがゆるやかになるので購入品数が増える。

・クラシック音楽は高額商品の購入を誘導する。

・フランスの曲を聴くとフランスワインを、ドイツの曲を聴くとドイツワインの購入が増える。

・高い声はヒトの注意をひく。低い声は社会的優位性、カリスマ性、リーダーシップの感覚を与える。

・うるさい環境であるほどヒトは早食いになる。

・高音は甘味を強め、低音は苦みを強める。

・ホワイトノイズを聞きながらポテトチップスを食べるとパリパリ感が増して感じられる。

・生後9か月は音声学習のピークと言われ、第2言語としてLとRを聞き分ける能力もこのころの習得が限界となる。

・楽器演奏を学んだ子供は脳機能が全体的に向上する。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

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