三酔人経論問答

一度酔えば政治・哲学を論じて止まるところを知らぬ南海先生のもとに、洋学を学んだ紳士君と、武力による急進を主張する豪傑君が酒と肴をもって現れ、政治について論じる一冊。


どの登場人物が中江の思想を主として表しているのかという議論があるが、いづれにしても当時としての中江の政治に関する思想を分かりやすく会話形式で味わう事ができる。専守防衛か、精鋭気伸か、3人の論調はどこへ向かっていくのか。


自由民権運動が沈静化したあとの作品。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

0コメント

  • 1000 / 1000