神去なあなあ日常

高校を卒業してすぐに山奥の村で暮らすことになった男の子を主人公に、林業や村での生活を描いた小説。


下調べや調査がとても丁寧で、生活や林業に関する雑学めいた知識が多く登場する。それによって小説に描かれる人物の言動の解像度が非常に高く感じられ、リアリティを感じることができる。まるで自分もこの村で一緒に暮らしているような感覚に陥ることができるのである。


この小説は映画化もされており、「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」というタイトルとなっている。小説を簡潔にまとめたもので、小説を読む前に観ておいても損は無く、むしろ小説をさらに楽しめるようになるかもしれない。


日本の山村での原風景的な様子を味わうこともできるので、そういったものが好きな人にはとてもおすすめの一作である。

本を読みたくなったら

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