仏果を得ず

三味線に合わせて物語を歌い、人形が演じる人形浄瑠璃。文楽。
歌い手である義太夫を目指す若者が、一心不乱に遮二無二に文楽を追いかけるお話。

主人公、健(たける)の周りでは様々な事が起こり、健もまた義太夫としての壁にぶつかり、そのたびに乗り越え、人として、義太夫として成長していく。

文楽の物語が描く古き人々の心は現代の主人公にも通じ、浄瑠璃の台本はヒトの本質的な清濁併せ持つ心を描き出していく。

読みやすく楽しい、若者の物語。
ぜひ。

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