ゴッホの手紙

小林秀雄氏の、ゴッホ。

ある日、ゴッホの絵(実際には「嵐の前の野」)を観た時に、愕然とし膝を折ってしまった秀雄氏。そこからゴッホの世界にのめり込み、圧倒的な筆致で解釈を加えてゆく。

ゴッホは弟に宛てた計650通の手紙が残り、書簡集として出版されている。その手紙の内容、また筆跡などから彼の人生と心の動きを推察しながら文章は進んでいく。
秀雄氏が述べている通り、彼は画家としてだけでなく、文筆家としてもかなりの才を書簡の上で発揮している。それもまた楽しみのひとつである。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

0コメント

  • 1000 / 1000