何もかも憂鬱な夜に

刑務官が主人公の文学的小説、中村文則氏の6冊目。

徐々に開かれていく物語の中で浮かび上がってくる、人間の薄暗い部分、懊悩、混沌。
社会、制度、芸術、犯罪など、いくつかの物事に光と影を与える筆致。

その中で物語は静かに静かに進んでいく。


水に濡れたような文章が特徴の、象徴的一作。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

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