街場の文体論

内田樹氏の最後の講義を書籍化したようなもの。テーマは一貫して「生成的な言葉とは何か?」なのだが、その道は直線や一本道ではなく、さまざまに曲がり、寄り道し、獣道にみんなで分け入るような旅次がある。

言語を下地にして認識論から社会論からいろんなテーマが枝分かれしていく話は、面白いの一言に尽きます。
特に、魂込めてしゃべってるな、という気迫が文字からもヒシヒシと滲み出てきているので、読みながら「聴いている感覚」になり、知的な臨場感があります。

繰り返し読みたいし、人前で話す人には特に合っている本だと思います。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

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