ナナメの夕暮れ

お笑い芸人「オードリー」のツッコミ役、若林正恭のエッセイ集。
知人がおすすめしていたので読んでみました。

エッセイほどその人の人となりが分かるものはない。本書でも若林の今昔話がふんだんに描かれ、タイトル通りナナメな回想を文字に起こしてくれている。

自称、繊細で気弱で根暗な若林氏。その鬱屈さに悩みつつ、でも仕方ねえじゃんと開き直るナナメな強さ。

強くてなんぼの昭和、弱さを認める平成、個性(風)を求める令和の、どの時代の流れにも乗らず、隅でウジウジ考え込んできたと自称するあるお笑い芸人の、ささやかなエッセイ。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

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