星を継ぐもの

SF金字塔、ジェイムズ・P・ホーガンの1977年初版の初長編作品。

月面で、赤い宇宙服に身を包んだ遺体が発見された。そしてなんと、その遺体は5万年前のものだった。彼の身元とは。

身元が明らかになるにつれて余計に深まる謎。それはまるでミステリのアリバイ崩しのようで、真実に迫っていく過程にサイエンス・フィクション的快感が詰まっている。
ストーリーというよりもアイデア描写の側面が強いが、それがSF的な感覚的快感をじわじわと呼び起こす。

活字好きなら一度は味わいたい作品。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

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