脳を鍛えるには運動しかない!

アメリカの精神医学者が書いた、運動がもたらす人体への効果を綴ったもの。


アメリカ発の本にありがちな、「ひとつの事柄を主張するために根拠を延々と提示し続けるスタイル」を地で行っている作品。


一言で言えば運動、特に有酸素運動は脳やそれから派生するメンタル面や認知機能面においてかなり大きな影響を及ぼすということと、循環器系にとっても良い影響がかなり多いため、大体の健康や精神問題は運動によって改善できる余地がかなり大きいというものである。


ヒトが生物としてもつ大きな特徴は脳の機能性と、もう一つは持久力である。これは人類が原始生活において、かなりの時間を運動しながら過ごしてきたことを意味する。ということは当然、人体もそれに合わせて作られているはずである。

こういうところから考えるとあながち突飛なことを言っているわけではない。本書に書いてあることを全て鵜呑みにするのは間違いだと思うが、根本的な話の方向性は間違っていないと思われる。


運動の重要性を感じてはいるけどなかなか実行に移せない人にはかなり良い本かもしれない。モチベートされる。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

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