私たちはどこから来て、どこへ行くのか

今や数の少なくなった社会学者のひとりである宮台真司さんの、2017年ごろまでの日本における文化、経済、政治的な生活変化を、フィールドワークによる街並みや道ゆく人々の視点から、外交関係などの政治領域まで幅広く総観して記述する一冊。


女子高生が求める第四の領域(誰にも役割を演じることを求められない、本当の意味で心が自由でいられる領域)の変遷や、国道沿いの景観の変化、地域社会の喪失など、さまざまなミクロレベルの生活面の変化と、国際情勢、政治動向、オウム、震災などのマクロにおける変化とをつなぎ合わせて多くのことが分析される。

また、そこから得られる心理学的な面の分析記述も多くみられる。

難しいがギュッと詰まった一冊である。

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