美しい星

三島由紀夫さんが核軍拡の世界を憂いて描いた小説。

とある一家が、全員同時に「我々は地球とは別の天体から飛来した宇宙人である。」という意識に目覚める。父は火星人、兄は水星人、妹は金星人、母は木星人に目覚めた。

一家は、核戦争へと向かっていく世界を立て直すため、それぞれ動き始める…


異色の小説として大きな話題を生みました。

三島由紀夫さんは耽美な文章を書く才能が飛び抜けていた作家さんであり、文章を好む人なら一度は読んでみる価値のある文筆家の一人でしょう。


物語のクライマックスが登場人物同士の「対話」である小説には、僕はまだこれ以外に出会ったことがありません。

なお、映画化されていますが、映画は原作とは程遠い構成になっていたため、参考にならないと思います。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

0コメント

  • 1000 / 1000