なぜ人間には宗教が必要なのか

宗教というとうさん臭いイメージがありますね。
実際怪しい宗教はたくさんあるものです。

この本は、それらの話はいったん置いておいて、そもそも宗教ってどんなメリットがあるの?
ということを話します。

内容の一部を紹介してみます。
例えばイスラム教などでは、ひとりひとりが神様と契約をします。そして神様の言う通りに行動します。自分の行いは神様に見られているので、悪いことはできないわけです。

しかし日本人に染み渡っている八百万の神様(神道)という考え方は、ひとりひとりが神様と契約を結んだりしません。
あらゆるところに神様がいるし、神様に従うかどうかで天国と地獄のどちらかに行けるか変わるということもありません。

分かりやすく言えば日本人には神様という上司がいないのです。
周りには同僚しかいません。
だから、日本人は「周りの人に合わせて行動する」のです。

赤信号の交差点をみんなが渡っていれば、あなたも渡るでしょう。
「悪いことはしないと神様に誓っているし、神様に見られているから僕はしない。」
と考える人はいないわけです。


このような話が載っている本です。
僕は特定の宗教を信じることに興味はありません。なので中立の立場で宗教を解説してくれるこの本はとても読みやすかったです。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

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