52ヘルツのクジラたち

とある海沿いの町の古い空き家に引っ越してきたのは、腹に刺し傷のある単身の女性だった。
仕事をする風でもなく、かと言ってお金に困っているでもなく。町の年寄りは彼女にあることないこと噂話を立てる。

ある日、彼女は喋らない子供に出会う。みすぼらしく、髪も伸びきっており、おまけに声を発さない。

彼女と、その子供の抱える過去とは。


クジラは、音によって仲間とコミュニケーションを取るが、52ヘルツの音を聴き取ることはできない。

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