こころの処方箋

河合隼雄氏の、現代人(1902年発行)への悩みや相談に対するエッセイ的回答を集めたのもの。

「新刊ニュース」と言う雑誌に1988年から1991年前で寄稿していたものを集めたものとなっている。


まだ生活に、言語的でないものが柱として存在していたが、科学的なものも入ってきて、整合性が取られようとしている時代に生きた、河合氏の暖かくも慧眼な視点が光る一冊。


成人が自身の心の収養のために読んでも良いが、教員や福祉に関わる者が、何か総合的で暖かな何かのヒントを得るためにもとても良い一冊。

本を読みたくなったら

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