順列都市

グレッグイーガン氏が1994年に書いたハード(に分類されるのか?)SF小説。


SFはネタバレが致命的になりうるので、うまく言うことが難しいのだが、本作のテーマはアイデンティティである。自己が自己を自己として認識できるために、一体何が必要なのか。作中で、アイデンティティを構成すると思われる様々なものが揺さぶられ、その度に登場人物たちは自己の定義に翻弄されることになる。


とても面白いが、気合を入れて読むことをお勧めする。

本を読みたくなったら

蔵書を軽く紹介しています。

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