勉強の哲学

千葉雅也氏が勉強について語った本。


勉強とはノリが悪くことであり、キモくなることであり、言語偏重の人になることである。私たちはあらゆる感覚を記号的に扱うことができ、その記号が言語である。よって言語のニュアンスは環境によってコード化されている。勉強では言語をその環境とは異なる使い方をすることになるので、いわば言語に対する違和感を生じることになる。


本書ではそれを勉強の第一歩、異なる環境へノリを移す、1ステップ目とし、勉強とは異なる複数のノリに身を移していくことだとしている。

またデリダ、ラカン、フーコーなどを引き合いに、勉強の持つアイロニー、ユーモア、享楽性について触れながら勉強という行為について概観していく。

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