メカ屋のための脳科学入門
化学を突き詰めた先には物理がありますね。
大雑把に言えば、分子同士の関係性を学ぶことを化学といえますが、分子同士の関係性を決めているのは物理的性質になります。
ですので化学で学ぶ内容を根本から理解しようとすると、結局は物理学に行き着くのです。
そしてそれは生物でも同じこと。
生命現象は化学反応で成り立っており、化学反応は物理現象です。
また、筋肉や脳による運動制御、知覚機能の物理的構造など、古典物理学によって理解できる生命現象もたくさんあります。
この本は、生命というテーマを、物理学という切り口でさばいたもの。
腕を伸ばすとき、行き過ぎないのはなぜか。
力をちょうどよく入れられるのはなぜか。
自転車に乗る練習を重ねると、次第に乗れるようになっていくのはなぜか。
私たちの身体が、分子機械であることを実感させてくれます。
少々レベルが高めの書籍になります。
超有名なので、ぜひ。
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